リーマンショック以降、中小企業金融円滑化法などの制度により、一時的に不動産競売や企業倒産は減少しました。しかし、平成25年3月に同法が終了、今後は住宅ローンや企業借入の滞納問題が深刻化することが懸念されています。競売による強制的な売却ではなく、債権者との協議を行った上で通常の不動産取引に近い形で売却する『任意売却』に対するニーズは増加していくことが予想されます。
任意売却は弁護士、司法書士、不動産会社が相談窓口となっているケースがほとんどです。しかし、任意売却には民事再生法や税法などの法律知識だけでなく、宅地建物取引業法や任意売却特有のノウハウが必要です。
しかし、これらの法律知識と不動産取引のノウハウを併せ持つ総合的な窓口は少なく、一般消費者にとってどこに相談をしたら良いかの判断がしづらい状況です。そのため、残念ながら不透明な任意売却取引も行われており、「任意売却専門」を謳う不動産会社などによる被害が当協会にも数多く報告されています。
「任意売却取扱主任者」の試験は、任意売却を行うために必要な知識やノウハウを有していることを証明するもので、一般消費者にとって分かりやすい判断基準となるものです。
また、「任意売却取扱主任者」の資格登録をするためには、6時間に及ぶ指定講習の受講が必要となります。試験だけではなく、指定講習を通じて実践的な任意売却のノウハウを身に着けることで、健全な任意売却取引の認知拡大・利用普及を目指しています。
2013年に第1回試験を行ってから、毎年多くの合格者が新しい知識と資格を得て活躍されています。
2020年9月3日(木) 13:00 ~ 2021年1月20日(水)24:00
※郵送の場合は2021年1月13日当日までの消印が有効です。
※実施形式の変更により、締め切りを2021年1月20日へと変更いたしました。
詳しいお申し込み方法は本ページ下部の「受験の申込み」からご確認ください。
以下の方は受験することができませんので、予めご了承ください。
・成年被後見人又は、被保佐人
・禁錮以上の刑に処され、刑の執行が完了又は、刑の執行が受けることがなくなった日から5年を経過していない方
2021年2月10日(水)
13:00~14:30
※12:45より試験に関する説明を行いますので、それまでにご着席頂ますようお願いいたします。
※感染症対策により、試験時間を2時間から1時間30分へと変更いたしました。
北海道(札幌市)・東京(新宿区)・大阪(大阪市)・福岡(博多区)の全国4会場で開催します。
詳細な会場所在地は受験票にてご案内いたします。
※どちらの会場も主要駅から徒歩圏内の会場となる予定です。
「任意売却取扱主任者」の資格試験は2時間、30問4肢択一(各2点)と、2問の記述問題(各10点)で合計点数100点で採点されます。
出題される問題の内容は以下のとおりです。
※本年度の試験は感染リスク軽減のための試験時間短縮に伴い、択一問題を40問から30問へと削減いたします。
総点数の60%以上、かつ択一問題・記述問題のそれぞれ50%以上を基準とします。
合格基準点は難易度を考慮して調整されることがあります。
受験料16,500円(税込)
銀行振込み、クレジットカード決済のいずれかでお支払い頂けます。
※受験料の領収書は後日郵送させて頂きます。
【受験料の振込先についての注意点】
『申込者のお名前』と『振込み名義』が異なる場合(会社名義など)は、振込み名義を必ずご連絡下さい。
【キャンセルについての注意点】
お申込みいただいた後の自己都合によるキャンセルにつきましては、受験料の返金はできかねます。予めご了承ください。
受験を申し込みいただいた方には受験票をお届けいたします。
試験当日にご持参頂く必要がございますので、大切に保管をお願いいたします。
【受験票の発送時期】
試験日の約2週間前より順次発送させて頂きます。
※受験料の支払いや顔写真のご提出がお済みでない場合は、受験票は発送いたしかねます。
※お申込内容が不十分な情報がある場合、当該情報を確認できるまでは受験票は発送いたしかねます。
筆記用具と受験票をご持参ください。また、場合によっては詳細な本人確認をさせて頂きますので、受験者本人であることが分かる身分証明書は必ずご持参ください。
2021年3月11日(木) 13:00より合格者の発表を当協会ホームページ上で行います。
発表方法は合格者の受験番号を公表する形で行いますので、受験番号は必ず記録しておいてください(受験番号を忘れてしまったという方は当協会事務局までお問合せください)。
任意売却取扱主任者として活動する(名称を使用する)には、『資格登録』が必要です。
資格登録を行うには、筆記試験に合格された方のみ受講できる『指定講習』を受講する必要があります。
指定講習は各受験地で開催され、約6時間の講義が行われます。参加費はお一人あたり55,000円(税込)です。
指定講習を受講後、「修了証書」と「任意売却取扱主任者認定証」を発行します。
資格登録をされない場合、認定証等の発行はいたしかねますので予めご了承ください。
指定講習については、試験終了後に合格者された皆様へ郵送でご案内をお送りいたします。
※教材として試験の公式テキストを使用しますので、受験後も大切に保管して下さい。
また、指定講習は1年に1度の頻度で行われています。
合格してから5年間は指定講習受講資格がありますので、本年度指定講習へのご参加が難しい場合は、次年度以降の指定講習にご参加ください。
指定講習は全部で約6時間あり、その全てを受講しないと「任意売却取扱主任者」の資格登録はできません。
そのため、講習途中での退室はご遠慮いただいております(講習中は1時間につき10分程度のトイレ休憩、1時間のランチ休憩があります)。
また、資格登録は任意ですが、資格登録の権利は試験合格日から5年間に限りますので有効期限にご注意ください。
試験問題の大部分は公式テキストより出題されます。
公式テキストは、1冊 4,400円(税込/送料別)で販売しています。
より深く学習していただくため、過去問集(3,300円[税込/送料別])もご活用ください。
詳細は以下ページにてご案内しています。