所在地:東京都多摩市
職業:無職
年齢:36歳
家族:妻、子供1名
物件種別:戸建
残債:2,690万円
売却価格:1,600万円
大手企業に勤務していたJさんは31歳の時に、実家近くで売出されていた東京都多摩市の建売住宅を購入されました。年収に対する返済比率も低く、比較的余裕のある暮らしができていましたが、Jさんが35歳の時に交通事故に遭い、頭に大けがを負って入院してしまい状況は一変しました。幸い体調は回復しましたが、今までのように仕事はできず、1年間の求職の末、会社を退職することになりました。失業手当が切れたら住宅ローンの返済は続けられないとご自宅を売却しようとしましたが、残債が相場を上回っており、相談をした他の不動産会社には「これでは売れない」と販売を断られてしまいました。そんな中、協会が出演したテレビ番組を見て、奥様からご相談いただきました。
すぐにでも相談したいということでしたので、お問合せいただいた当日にお宅を訪問いたしました。Jさんのご希望や現状をお聞きした上で、任意売却の詳細なご説明とご提案を行ったところ、「お願いします」とのお返事をいただき、任意売却がスタート。Jさんはまだ住宅ローンを滞納していませんでしたが、任意売却の申出を書類で行うなどして、債権者にスケジュールを早めてもらうことができました。当初の販売価格は相場よりも15%ほど高く反響はありませんでしたが、毎月価格の見直しを債権者に交渉し値段を下げたことで5ヶ月目に成約となりました。
任意売却後は自己破産をご希望されていたJさん。当協会の顧問弁護士が担当させていただき、自己破産費用の17万円は月々1万円ずつ分割で支払いをされています。お住まいは近くの実家に戻ることにされたそうです。
交通事故を起こしてしまったのは自分の責任だったため、当初は任意売却も自己破産も逃げているようで嫌でした。ただ、相談員の方から意地を張るのではなく、早くきちんとした形で再スタートを切る事が、家族に対しての責任だと言われ、任意売却と自己破産を決意することができました。今は気持ちも落ち着き、任意売却と自己破産をして本当に良かったと思っています。これからは、少しでも早く社会復帰して家族を支えられるよう、リハビリを頑張っていきます。
Jさんは当初、自己破産に対して強い抵抗がありましたが、奥様の説得もあり、最終的には自己破産を選択されました。今回のケースのように残債が1,000万円近くになる場合は、自己破産されるケースがほとんどです。自己破産をすると7年間で再度、融資を受けられるようになりますが、自己破産をしない場合は残債が無くなるまで融資は受けられません。仮に1,000万円を月々1万円ずつ返済すると、元金だけで80年以上かかってしまいます。月々3万円返済したとしても30年近くかかります。当協会では自己破産を特に推奨しているわけではありませんが、Jさんにとって自己破産が最適の解決方法となったケースでした。
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