所在地:奈良県奈良市
職業:会社役員
年齢:54歳
家族:妻、子供2名
物件種別:戸建
残債:6,200万円
売却価格:4,180万円
Yさんは30代で友人と起業した会社が成功し、奈良市の高級住宅街「登美ヶ丘」に自宅を購入。バブル真っ只中での購入だったため、金利は8%近くでの住宅ローンでした。それから10年ほどは会社の業績は順調で返済も滞りなく進みましたが、ITバブル崩壊と共に会社の業績は悪化。一気に支払いが厳しくなり、住宅ローンのリスケジュールを何度か行いました。コツコツと支払いを続けていましたが、完済できるのはYさんが88歳の時です。定年後は支払いが続けられない上に貯金も出来ないと当協会にご相談がありました。
Yさんのお宅を査定すると4,200~4,500万円程度という結果に。早く債務整理を終わらせて区切りを付けたいというYさんに対して、当協会は任意売却後に自己破産をする方法をご提案しました。最初は「自己破産」という言葉に抵抗があったYさんですが、制度の説明をし誤解が解けたことで、ご提案プランを承諾してもらいました。
土地と建物ともに大きく、なかなか需要がない物件だったため、不動産会社数社に買取り価格を算出してもらえるように依頼。そのうち最も金額が高かった1社に売却することになりました(その不動産会社は建物を解体し、2区画にして分譲予定とのことでした)任意売却が終わり、当協会が紹介した弁護士による自己破産申請も行いました。弁護士費用は法テラスを利用したことで月々1万円程度の支払いで済んでいます。
住宅に係る費用が少なくなりましたが収入は変わらないため、毎月かなりの額を貯金に回せるようになりました。このペースなら老後の生活資金も生活を切り詰めれば何とかなりそうです。こんなことならもっと早く任意売却と自己破産をして、貯蓄を始めておけば良かった。
Yさんは住宅ローンのリスケジュールを何度か行っており、返済期間が非常に長くなっていました。そのため、20年以上も返済を続けてきたにも関わらず、あまりローンは減っていませんでした。同じような状態の方には少しでも早くご相談いただきたいと思います。早く住宅ローンを処理することで、老後の蓄えが大きく違ってくるからです。
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