リスケジュールとは

リスケジュール

リスケジュール(リスケ)とは、お金の借り手(債務者)と貸し手(債権者)の間で元々の債務の返済条件やスケジュールを変更することを指します。例えば住宅ローンの返済においては、一般的に貸し手は金融機関であり、リスケジュールは借り手が金融機関に相談することによって実施される行為です。債務者が経済的な困難に直面したり、予定通りの返済が難しい場合に、貸し手と協議して新たな返済条件を取り決めることで、借り手の返済負担を軽減する目的で行われます。

リスケジュールの多くは、債務者と債権者の双方にメリットがある場合に実施されます。具体的な内容は、返済スケジュールの変更・利子の引き下げ・債務の一時停止または免除などがあります。返済スケジュールの変更は、元々の借入契約の返済スケジュールが厳しい場合に、リスケジュールによって返済期間の延長や、毎月の返済額を減額します。

利子の引き下げについては、元々の契約の金利が高い場合、リスケジュールによって金利を引き下げることがあります。債務の一時停止については、借り手の経済的困難な状況が一時的なものであることが前提です。債務の一部免除については、借り手の経済的状況が深刻で、完済が難しい場合には、債務の一部を免除することも検討されます。

リスケジュールを行う際には、借り手と貸し手の双方の合意が必要です。リスケの条件や内容は個別の状況に応じて異なり、貸し手は借り手の経済状況や信用性、返済能力を評価した上で検討します。また、リスケジュールによっては債務者の信用情報に影響を及ぼし、将来の借入などにも影響が及ぶ可能性があります。

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