所在地:大阪府堺市
職業:無職
年齢:50歳
家族:ご本人 娘夫婦 孫1人
物件種別:戸建
残債:3200万円
売却価格:1600万円
主人が亡くなり、Hさんは大阪府堺市で一人暮らしをしてました。娘夫婦も、賃貸マンションに住んでましたが、両方の家賃を足すと、約10万円。戸建を購入し、住宅ローンを返済する方が、家賃を支払うより安かったため、平成22年1月に購入を決めました。購入時、介護の仕事をしてましたが、住宅ローンを借りる為の年収が不足しており、不動産業者からの提案で、確定申告で修正申告をし購入しました。家族の中で、私が住宅ローン返済の担当。娘夫婦は生活費担当でした。しかし、私が失業し、娘夫婦に住宅ローンの支払いまでも負担させてしまうことになってしまいました。数ヵ月後、娘夫婦が離婚する事になり、娘の旦那は家を出て行き、娘の収入だけで生活費と住宅ローンの支払いをするのは難しく、住宅ローンの滞納が始まりました。また、購入時に修正申告した為、100万円近い市府民税・所得税の納税通知書が届きました。最初は分割で納付していましたが、住宅ローン滞納と同時にストップ。自宅は市役所・財務省からの差押をされてしまいました。現在は、失業保険をもらいながら生活していますが、間もなく生活費も底を付く状態で、私と娘の今後の生活を考え、相談に伺いました。
面談時点で、滞納は5回目。任意売却の手続きの了承を得た為、債務者へ交渉したしました。査定価格が残債務より大幅に下回ってしまった事と、就職活動をしても、再就職の見通しがたたない為、不動産売却後、弁護士を紹介し破産の提案をさせていただきました。
売却後、ご本人様は、親戚の方と同居され、就職活動はするものの、年齢の問題で定職にはつけず、弁護士を紹介し、破産手続きを行いました。娘様は、就職が決まり、お子さんと二人で、生活されています。
私の老後の事もあり、娘夫婦と同居し、先々は娘夫婦に名義を移転し、余生を暮らそうと考えてましたが、失業がきっかけでこのような結果になった事で、娘には申し訳ない気持ちでいっぱいです。私の窮地に親身に相談にのっていただき、大変感謝しております。
売却物件は、臨海側に位置し、震災後の影響による心理的な問題もあった為、販売は長期化し、苦戦すると思われましたが、築3年で、室内の使用状態も良好であった事、また、先に引越しを済まさせていた為、販売開始から3ヶ月で成約出来て良かったです。Hさんと娘さんと幸せな生活をお祈りしています。
似た事例を見る:堺市 大阪 自己破産
似たカテゴリ:
リストラ/失業 税金滞納
相談内容: 故郷の岐阜県に戻って仕事をしようと転職を希望しましたがコロナ禍によりもらえた内定が取り消しになってしまいました。それからは再就職もかなわず、アルバイトで生計を立てていましたが、とう…詳細の成功事例
相談内容: ご相談者様は都内在住のO様。15年ほど前に文京区にマンションを購入しました。最初の数年間は、ご自身がそこで生活をしておられましたが、のちに、部屋を賃貸に出して収入を得るようになりま…詳細の成功事例
相談内容: 埼玉県和光市のNさんのご相談です。前職でリストラになり、再就職先は見つかったものの転職失敗してしまった、転職先では収入減となり、返済中の住宅ローンの支払いが難しくなってきたとの事で…詳細の成功事例