所在地:東京都葛飾区
職業:会社員
年齢:50歳
家族:本人 子ども
物件種別:マンション
残債:1100万円
売却価格:940万円
離婚した奥様からの相談でした。元夫と共有で購入したマンションの支払いが遅れているようだというご相談でした。
離婚時には、夫がそのマンションに住み続けるということで、離婚後の住宅ローンの支払いも夫が払い続けるという約束で離婚しました。奥様はマンション購入時に連帯保証人となっていました。
離婚から15年程たち、奥様は新しい家庭を持ち生活していたところ、連帯保証人の奥様にマンションの支払いが遅れているとの連絡がありました。
新しい生活があり、もう住んでいない元夫のマンションの支払いはキツイ・・どうしたらよいのか、とご相談いただきました。
元夫は住宅ローンだけでなく、マンションの管理費・修繕積立金も滞納していました。相談頂いた時点で滞納は6ヶ月になっており、このまま住宅ローンが払えないのであれば競売になってしまうので、遅かれ早かれこのマンションには住み続けることは難しいことを前夫に説明し、任意売却に協力してくれるよう説得しました。
マンションの管理費・修繕積立金の滞納金はマンションの売却代金から費用として認められましたが、遅延損害金については認められずに残ってしまいました。これについては一括の支払いを認めてもらいました。前夫には残債が多く、払える状況でもないため破産を進めました。ですがどうしても自動車が手放せないので残った残債は少しずつ返済していくという道を選びました。
離婚して新しい家庭もあった中、突然の請求に困惑しました。離婚した時は、連帯保証人になっているという事は頭にありながらも、顔を合わせたくなかったこともあり、夫が払い続けるというのでそれでよいかと思いました。まさかこんな事態になるとは思っていなく、担当の方から、離婚しても、銀行との間の保証契約は生きている。前夫が住宅ローンを完済するまで、いつまでも責任は残り続けている。と言われたのが身に沁みました。私のように離婚する方で連帯保証人になっている人は気を付けた方がいいと思います。
住宅ローンを組むときに、夫が債務者、妻が連帯保証人となるケースは珍しいことではありません。しかし、離婚しても住宅ローンの連帯保証人から外れることは難しいのが現実です。連帯保証人は簡単に言うと離婚しても、離婚相手が支払いが滞れば、代わりに支払わないとならない責任を負い続けます。連帯保証人になっている際などは特に、離婚後も連絡先を把握しておくことは大切です。今回も前夫と連絡が取れ、任意売却に理解いただけたのが救いでした。お仕事が忙しい方で、なかなか連絡がつかないこともありましたが、何とか決済までいき任意売却で解決となりました。連絡がつかないという事も影響し、債権者からの印象が悪く苦労しました。連絡がまめな方とそうでない方は任意売却できる確率も全然変わってきます。郵便物や留守電はこまめに対応することも大事です。新しいご家庭での幸せな生活をお祈りしています。
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