【任売主任者】 例題⑥の正解と解説

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【任売主任者】 例題⑥の正解と解説

2013年11月09日 公開

例題6(文章問題)

任意売却により想定される債権者と債務者のメリットと

競売により想定される債権者と債務者のデメリットを明示せよ。

 

解答例

任意売却は任意の売却、つまり、所有者の意思によって不動産を売却することですので、

競売と異なり一般の不動産取引と同様の価格で売却できる可能性が高い。

そのため、より多くの返済できることで利害関係者である債権者債務者にメリットがある。

また、引越し費用として最高30万円が取引金額から控除されるなど、

債務者の手元に資金が残ることも、債務者のメリットとして挙げられる。

 
他方、競売は3点セットの限られた情報でのみ売却活動を行うため、

基準価格が実際の不動産取引相場よりも低く設定されている。

そのため、一部人気地域を除いて市場価格を下回る可能性が高い。

競売には裁判所、不動産鑑定士などの費用がかかってしまい、

債務者の負担が増大してしまうデメリットもある。

また、競売後に残債務を債権者が全額回収できるというケースは限られており、

競売費用は実質債権者が負担しており、債権者のデメリットとも言える。

 
最後に、任意売却は競売と比較して早期に問題解決が可能である。

競売は債権者の準備も含めると問題解決まで半年以上かかります。

任意売却であれば、価格が市場相場と比較して適正であれば

比較的短期間での解決が望めます。

 

解答例の解説

任意売却のメリットと競売のデメリットは解答例以外にもたくさんあります。

このような場合には、代表的なものを数個挙げてください。

文章問題の目的はその問題に対する回答者の理解度を図ることです。

 

そのため、メリット・デメリットを箇条書きにするだけではなく、

正確に理解していることが伝わるよう、丁寧な回答を心がけてください。

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